「バンタンデザイン研究所「建築する身体」のワークショップ

バンタンデザイン研究所は、ファッション、デザイン、メディアなど、クリエイティブな領域に携わるプロフェッショナルを育成するスクール。その中でも、年度末の終了制作で優秀な成績を残した学生たちを対象とした、「建築する身体」のワークショップを開催いたしました。この日は講師にコンテンポラリーダンサーで振付家のJOUさん、そして目黒区美術館のワークショップ・エデュケーターの榎本寿紀さんをお迎えし、二部構成の充実したプログラムを実施しました。

バンタンデザイン研究所のみなさんは、さすがにアーティスティックなセンスにあふれ、天命反転住宅内に、それぞれの手荷物を「収納」するアクションから始まったワークショップですが、短時間で空間がガラッと変化する「収納」の工夫をみせてくれました。

荒川修作とマドリン・ギンズは、クリエイティブな活動に携わる者は、真に自由になれなければいけない、と常に言い続けていますが、この日のワークショップを通じて、若きクリエーターたちは自分の「身体」を解放し、「自由」な世界へと向かうエクササイズに集中した時間を持てたことでしょう。

荒川+ギンズはまた、「なによりもこの住宅は若い人たちに体験して、住んでほしい」といいます。
この日の体験をきっかけに、モノをつくること、生活すること、自由になること、が有機的につながるイメージを持っていただけたら幸いです。
最後に、参加者全員のワークショップの感想を後日聞かせてください、とお願いしました。
その場で感想を「作品」にしてくれた人もいて、今から楽しみです。