アトリエ enoeno 主催ワークショップ Vol.2 「だから、やめられない」終了いたしました

ショートステイプログラムを利用して行われたアトリエenoeno主催ワークショップVol.2「だから、やめられない」、沢山の方にご参加いただき無事終了いたしました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

今回のプログラムは日中におこなれた2つのプログラムと新しく加わった超スペシャルプログラム「お泊りワークショップ」。お泊りワークショップでは、お子様連れのご家族にも沢山ご参加いただき、大変楽しい時間となりました。参加者全員で衣食住を共にし生活体験をしていただくことによって、もっと身近に三鷹天命反転住宅をご体験いただけたのではと思います。

これからも三鷹天命反転住宅では住宅をご利用いただいたイベントやショートステイプログラムなど広く皆様にご参加いただけるプログラムで荒川修作+マドリン・ギンズの天命反転プロジェクトをご理解いただければと考えております。

次回のイベントは今週末より開催される「2009年宇宙の旅」です。皆様ふるってご参加ください。
アトリエenoenoの榎本寿紀さんからもレポートを頂戴いたしましたので、こちらもあわせてご紹介させていただきます。ぜひご覧ください。

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シュートステイプログラムを利用して行われたアトリエenoenoによるワークショップ&パフォーマンス vol.2 「だから、やめられない」は、延べ160名もの方々に参加して頂き、無事終了いたしました。

今回滞在したのは三鷹天命反転住宅の臍ともいわれる「極限で似るものの部屋」。この部屋は今まで住宅として使用されていたため、見学会やワークショップでは公開されたことの無い部屋でしたが、ワークショップではこの部屋を中心に、もう一部屋「生命位相学的な部屋」を合わせて使いました。

開催したワークショップは3コース。子供から大人まで参加した<飛んで、跳ねて、転がって♪>は、部屋に入るや否や、走り回る子供達。子供のパワーに圧倒されつつも、負けずに全身で部屋と触れ合う大人の姿が見られました。
上級コースである<あなたの感覚、増幅させます>は、目隠し歩行を行いながらそのまま「おやつタイム」に突入。日没を向かえ、目隠しを取ると辺りはすっかり真っ暗となり、部屋の様子が一変した体験をしました。約40分の目隠しタイムでしたが、多くの参加者は20分くらいにしか感じなかったようです。

今回の目玉、「お泊まりワークショップ」では、順番にシャワーを浴びて、部屋を一人で満喫(その間、他の参加者は別室で待機)。初めて出会った参加者同士にもかかわらず、「和室で石を積む」「色鬼ごっこ」などをして遊んだり、この部屋についての魅力を夜遅くまで話をしたりと盛り上がりました。そして各々、球体の部屋や凹凸の床で寝心地の良さそうな場所を選んで寝て、朝日の差し込む部屋の色彩を堪能しました。

今回は異なる2部屋の同時体験により、前回とはひと味違ったワークショップとなりました。参加者の皆様、素敵な出会いを、ありがとうございました。

アトリエenoeno主宰 榎本寿紀

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<ワークショップ参加者の感想>

この住宅で一夜を過ごすというのは、以前から興味のあることでした。昼間だけでは体感することの出来ない様々な事柄を楽しめました。スペースシャトルにありそうなシャワーでは、どちらを向けば良いのか少し考えたり、ちょっと落ち着かなかったり。眠る場所には、部屋ではなく、凹凸の床を選び、自分にとってちょうど良い位置を身体で探っていきました。うつぶせになって、床を抱きしめるようにすると、地面というのは本来は平らにならされたものではないのだという事を改めて感じます。灯を落としたこの部屋で、横になって息を潜めていると、うす暗闇の中にぼんやりと浮かぶ柱や天井、球体の形が、有機的な気配を持っているようでした(内蔵の中にいるようだった)。晩→朝の体験は大変貴重でした!(お泊まりワークショップ)

その他の感想は、ホームページでご覧ください。
http://homepage3.nifty.com/atelier-enoeno/kiroku-2.html