10月5日・6日の2日間、世田谷文化生活情報センター・生活工房が主催、荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所が協力するイベント「日常を見限らない バランスのワークショップ」が開催されます。
当イベントでは、独立研究者の森田真生さんによるトーク(9月開催)や、三鷹天命反転住宅を会場にした住宅ツアー、ダンサーの砂連尾理さんによるワークショップ(10月開催)などを通じて、私たちの環境と身体のバランスについて紐解きます。
参加ご希望の方は以下ホームページよりお申し込みください。皆様のご参加をお待ちしています。
イベント概要・お申し込みはこちら
https://www.setagaya-ldc.net/program/594/
イベント概要
日常を見限らない バランスのワークショップ
普段私たちは、自分に見えている世界がすべてだと思いがちですが、無意識に多くの情報を「選択・省略・編集」しながら過ごしています。もしかすると、そこには見落とされた出来事が無数にあるかもしれません。溢れる情報や変化の中を生きる私たちは、日常の中に〈習慣〉をつくることで、効率と安定を手にしています。
一方で習慣は、目の前の事象について過去の似た経験を当てはめて微細な違いを省略してしまう場合もあります。心地よく過ごすために必要な習慣に囲まれると同時に、「代わり映えしない」という漠然とした虚無感に苛まれることはないでしょうか。
本企画は、五感を使って今起こっている事象と丁寧に向き合う方法を学び・体験・共有することで、見落とされた無数の日常の出来事を味わい直すセミナー・ワークショップ・シリーズです。「代わり映えしない」と感じていた日常を研究者やアーティストとともに再構築することを目指します。
今回のテーマは、《バランス》です。普段気に留めることもない、平らな床と真っすぐな地面。私たちが暮らす家や街は、隅々までバランスを保つことを念頭に置いて造られています。一方、山や森など自然空間に足を踏み入れると、岩や木の根が重なり合う凸凹した複雑な傾斜、行く手を阻む植物など、バランスを保ち真っすぐ進むこと自体が稀な身体行為だと気づかされます。また生まれたばかりの赤ちゃんは全身を使って環境を体験しますが、成長して二足歩行を始めると、その感覚は薄らいでいきます。
かつて複雑な曲面の世界に生きていた人類が、環境と身体のインタラクティブな関係の中で創造していたバランス感覚は、どのようなものだったのでしょうか。太古の人類に思いを馳せ、幼児期の記憶を手繰り寄せ、私たちの環境と身体のバランスについて紐解きます。本企画を通して、いつも同じように映っていた日常が初々しく生まれ変わり、あなたと再会を果たすこととなれば幸いです。 (公式ホームページより)
イベント概要・お申し込みはこちら
https://www.setagaya-ldc.net/program/594/