「天命反転トーク2013Vol.1 鈴木健に聞く」が開催されました

鈴木健さん(右)と森田真生さん(左)

鈴木健さん(右)と森田真生さん(中央)

 

2013年2月23日、冬晴れの三鷹天命反転住宅にて「天命反転トーク2013Vol.1 鈴木健に聞く」が開催されました。事前申込みには定員数を大きく超える120名様以上のご応募をいただき、やむをえず抽選とさせていただきましたが、最終的には40名の方々にご参加いただくことができました。

トークでは、聞き手の森田真生さんのナビゲーションのもと、鈴木健さんに最新著書『なめらかな社会とその敵』の内容について解説をしていただきつつ、7年越しの著作である同書が300年後の世界に対するメッセージであることや、書籍の中に書ききれなかったこと、そしてこれからの活動への思いなど多岐に渡ったお話をしていただきました。

鈴木健さん、森田真生さんのお二人とも三鷹天命反転住宅の元住人ということもあり、この住宅での当時の生活ぶりや荒川修作+マドリン・ギンズの活動についての見解、そして現在のお二人の活動との共通点についてなども織り交ぜながらのトークは非常に濃密な2時間となりました。

すでに『なめらかな社会とその敵』は第四刷も決定しており、今後はますますご多忙になられるであろう鈴木健さんの最初の出版記念イベントを三鷹天命反転住宅で開催できましたこと、スタッフ一同大変嬉しく思います。

ご登壇いただきました、鈴木健さん、森田真生さん、そしてお集まりいただきました皆様、どうもありがとうございました。

書籍紹介

なめらかな社会とその敵なめらかな社会とその敵 (鈴木健 著)

A5判上製280頁 予価3360円(本体3200円)

ISBN9784326602476 C3036

複雑な世界を複雑なまま生きるには?PICSYや分人民主主義で実現する「なめらかな社会」が近代をメジャーバージョンアップする。 世界を単純化するのはもうたくさんだ。これまで、あらゆる境界が社会のリソースを分断してきた。だが新たな情報技術によって、現代社会制度のコアとなる貨幣、政治、法、軍事のシステムまでもが新しい姿をまとう可能性が生まれた。「なめらかな社会」として、その具体的な実装方法を示す。歴史的な閉塞感の中に生きる現代人希望の書!(勁草書房ホームページより)

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