「2009年宇宙の旅 ~スペースチューブ×ハンモック~」終了レポート

11月に開催された「2009年宇宙の旅 ~スペースチューブ×ハンモック~」ではたくさんの方にお越しいただきました。皆様ご参加ありがとうございました。

主催の福原さん、みちやまさんよりレポートを頂戴いたしましたので、早速ご紹介させていただきます。

三鷹天命反転住宅での次回イベントは12月19日に開催される住宅見学会です。解説を聞きながら荒川修作+マドリン・ギンズの世界に改めて触れる絶好の機会となっておりますので、ぜひご参加ください。

【三鷹天命反転住宅 建物見学会】
http://www.architectural-body.com/mitaka/tour.html

 

 

荒川修作さんの独創的住居空間である三鷹天命反転住宅にスペースチューブを設置できたことは、私には感慨深いものがあります。

1996年頃に、荒川さんに、「ダンスの後に何かが生まれていないと、ダンスも虚しいのでは?」という趣旨の、他の誰も言わない点を指摘され、その言葉がその後の私のスペースダンスの方向を決定してくれたので、まるでスペースチューブというデザインをもって「ふるさと」に帰還できた思いです。

ハンモックとのコラボも有意義でしたが、荒川さんの空間にスペースチューブを置いたことで、さらに何が生まれるか。
日頃お世話になっている建築・デザイン・宇宙関係の人たちも参加してくれ、私の懸案の「家庭用スペースチューブ」についても貴重なヒントを得ることができました。

三鷹天命反転住宅とは、私にとり、部屋の一つとして不思議な球体の部屋があるように、まさに新しいものを生み出す文化的母胎のようなものでした。

東京スペースダンス 福原哲郎

 

 

2009年6月に初めて開催した「ハンモック移動カフェ」と同室(103号室)では、「2009年宇宙の旅 ~スペースチューブ×ハンモック~」というスペースチューブとコラボの空間を作り、浮くことの違い、重力の変化を延べ274名もの方々に参加して頂き、無事終了いたしました。
まずスペースチューブとハンモックが混じった空間を参加者には一通り体験していただきました。

参加者の中には、ここに入れるんですか!と驚く人がいたり、バランスを崩して横に倒れたり、あえて身体を横にして進んだり、様々な楽しみ方をする人がいました。

チューブとハンモックが合わさったところで、歩いて進むのが難しいせいか、ハンモックに倒れかかって寝転がり「あー気持ちいい!」と言う方もいました。

ハンモックのワークショップでは、ハンモックルームに移動していただき、皆様にハンモックマスターになっていただきました。
ハンモックの扱い方、設置、体験、片付け方までの技術を取得し、今回のテーマである浮くことの違いをハンモックだけでも実践しました。ハンモックルームには同じハンモックでも浮き方や乗り心地に違いがありました。

「なぜ違いがでるのか?」を体験者に当ててもらいました。優秀な組はすぐに答えが出ましたが、なかなか答えが出ず、「どれも好き!気持ちいいから答えわからなくてもいいや」と楽観的な方もいて、場がかなり和みました。場が和むことで、いろいろな意見をいただけました。
「電車の中でハンモックに乗りたい」「人力車の座席がハンモックだったらいい」「舞台でハンモック使ってみたい」など数々の嬉しいアイディアを体験者の口から聞くことができました。

スペースチューブ、三鷹天命反転住宅とコラボすることで、ハンモックの中での浮くことの違いも、体験していただいた方に、より伝わった刺激のある最高のイベントにすることができました。

参加者及び、イベントにご協力いただいた方々に心から感謝いたします。

里山ハンモック代表 みちやま